子連れでキャンプに出かけるとき、車のトランクはすぐにいっぱいになります。テント、タープ、寝具、クーラーボックス、着替え袋……後から「あれどこだっけ?」と荷物を掘り返す場面は、家族でキャンプをしていると一度は経験するのではないでしょうか。
そこで注目されているのが、ダイソーの「クルマ用天井収納ネット」です。価格は税込550円で、車のアシストグリップに取り付けるだけで頭上に収納スペースを作れるアイテムとして、子連れファミリーを中心に使われています。車内の天井という使われていないデッドスペースを活用することで、座席まわりや足元の混雑を緩和できる点が支持されています。
この記事では、ダイソーの車用天井収納ネットの基本仕様・取り付け方・子連れキャンプでの活用法・注意点を整理しています。すでにキャンプに行っている方も、これから準備を始める方も、車内の荷物整理のヒントとして読んでいただけると幸いです。
ダイソー車用天井収納ネットの基本仕様と取り付け方
購入前に押さえておきたいサイズ・耐荷重・対応車種の目安を整理します。子連れファミリーの場合、荷物の量や種類が大人だけの車旅と異なるため、あらかじめ仕様を理解した上で使い道を検討するとよいでしょう。
サイズと価格
ダイソーの「クルマ用天井収納ネット」は税込550円で販売されています。ネットのサイズは約80×55cmで、ベルト長さは最短約9cm〜最長約23cm、ベルト幅は約2.4cmです。
ネット自体は固定素材ではなく、洗濯ネットに近い非伸縮タイプです。軽量かつ折りたたみができるため、使わないときはダッシュボードや収納袋に入れておけます。カラビナやゴムタイプとは素材感が異なる点を念頭に置いておくとよいでしょう。
取り付け方と必要条件
取り付け方はシンプルで、車の窓上にある「アシストグリップ」にベルトを通してバックルで固定します。特別な工具は不要で、4ヵ所のバックルを固定するだけです。
ただし、アシストグリップやベルトを通せるバーが付いていない車種では使用できません。購入前に自分の車に4ヵ所バックルを通せる場所があるかを確認しておくことが必要です。軽自動車の場合は天井の高さが低いため、荷物が頭に当たらないか乗車前に確認しておくとよいでしょう。
ネットの構造と安全対策
ネットにはファスナーが付いており、荷物をネットの上に載せるだけでなく、ファスナーを開けて内側に収納することもできます。ファスナーで閉じておくことで、急カーブや急ブレーキ時に荷物が落下するリスクを下げられます。
また、ベルト部分は長さ調整が可能です。荷物が少なく軽い場合はキツめに張ることで見た目がスッキリし、かさのある荷物を入れる場合は少し緩めに調整することで収まりがよくなります。ただし、走行中の揺れを考慮し、耐荷重の目安を超える荷物は入れないようにするのが大切です。
対応確認:アシストグリップが4ヵ所あるか
サイズ確認:ネットサイズ約80×55cm/ベルト最長約23cm
価格:税込550円(ダイソー店舗・公式通販)
耐荷重:軽いアイテム向け(重量物は不可)
- 価格は税込550円で、折りたたみ収納できるコンパクト設計です
- 取り付けに工具は不要で、アシストグリップへのベルト固定のみで設置できます
- ファスナー付きで荷物の落下リスクを軽減できます
- アシストグリップが付いていない車種では使用できないため、事前確認が必要です
- 耐荷重は軽量アイテム向けで、重い荷物の収納には適していません
子連れキャンプで天井ネットが役立つ場面
子連れでキャンプに行く場合、大人だけの車旅に比べて荷物の種類が増え、移動中も子どもがすぐに取り出したいものが出てきます。天井ネットをどんな荷物に使うかを事前に決めておくと、車内の整理がスムーズになります。
移動中に取り出しやすいものを上に
子連れの移動では、ブランケット、着替え用の薄手の衣類、ティッシュ、タオルなど「使うかもしれないが都度取り出すのが面倒なもの」が増えがちです。これらを天井ネットに入れておくと、後部座席の足元や荷台を掘り返す手間を省けます。
特にブランケットはかさがあり、後部座席に置くと子どもの足元を圧迫します。天井ネットに入れておくことで座席まわりに余裕が生まれます。おもちゃやぬいぐるみなど子どもが手元に置きたいものは別に管理し、天井ネットには「乗車中は使わないが降りたらすぐ出したいもの」を入れる使い分けが実用的です。
キャンプ場到着後に使うアイテムを分ける
キャンプ場到着直後に必要になるもの(軽い上着、サンダル、レインポンチョなど)を天井ネットに入れておくと、荷台を全部開けなくてもすぐに取り出せます。これは特に、悪天候や日没が近い状況で荷物をすばやく展開したいときに助かります。
ただし、キャンプ場の設営中は子どもが動き回るため、すぐに使うギアや工具類は天井ネットではなく手の届きやすい場所に別途管理するとよいでしょう。天井ネットは「すぐには使わないが紛失したくないもの」の定位置として機能させるとバランスが取れます。
帰りの車内整理にも活用できる

撤収後の車内は、濡れたタオルや泥のついた靴、子どもが途中で脱いだ上着など、行きよりも荷物が増えた状態になりがちです。帰りは天井ネットを「すぐには使わないが座席に置けないもの」の一時置き場として使うと、座席まわりをすっきりさせたまま帰路につけます。
ただし、帰り道は走行中の荷物の揺れが増えることも多いため、ファスナーをしっかり閉じておくことと、耐荷重を超えない範囲で使うことを念頭に置いてください。急ブレーキ時に荷物が落下すると危険なため、重いものや固いものは入れないようにするのが基本です。
| 用途 | 向いているアイテム | 向いていないアイテム |
|---|---|---|
| 移動中の一時収納 | ブランケット、薄手の衣類、ティッシュ | 水筒(重い)、クーラーボックス |
| 到着直後に取り出すもの | 軽い上着、レインポンチョ、サンダル | テント袋、重いギア類 |
| 帰路の一時置き場 | 脱いだ上着、使用済みタオル(軽いもの) | 濡れて重くなったもの、硬い道具類 |
- 移動中に取り出したいブランケットや薄手衣類の定位置として使えます
- 到着直後に必要な軽いアイテムを分けておくと荷ほどきがスムーズです
- 帰りの一時置き場としても活用できますが、ファスナーの閉め忘れに注意が必要です
- 重いもの・固いものは入れず、軽量アイテム専用として使い分けるとよいでしょう
車種による使い勝手の違いと注意点
ダイソーの天井収納ネットは汎用設計ですが、車種によって取り付けやすさや使い勝手に違いが出ます。子連れファミリーが乗ることの多いミニバン・SUV・軽自動車それぞれで確認しておきたいポイントを整理します。
ミニバン・SUVの場合
ミニバンやSUVは天井が高く、頭上のスペースに余裕があるため、天井ネットを設置しても乗車中に荷物が頭に当たりにくいです。後部座席の頭上に設置すると子どもの手が届かない位置に荷物を置けるため、子どもが触ってほしくないものを管理するのにも使えます。
ただし、アシストグリップの位置や数は車種・グレードによって異なります。3列シート車の場合は2列目・3列目それぞれの頭上への設置が可能かを、購入前に車内で確認しておくとよいでしょう。
軽自動車の場合
軽自動車は天井が低めのため、ネットを設置すると荷物が頭上に近くなります。乗り降り時に荷物が頭に触れやすくなる点や、乗車人数が増えると圧迫感が出る場合があります。みんカラ等のユーザー報告でも、軽自動車への取り付けで一部使いづらさを感じるケースが報告されています。
軽自動車で使う場合は、ネットに入れる荷物をさらに絞り、薄手のものや非常に軽いものに限定すると圧迫感を抑えやすいです。設置前に実際に荷物を置いた状態で頭上のスペースを確認することをお勧めします。
車種共通の安全確認事項
どの車種であっても、ネットが走行中に外れると荷物が前席に飛んでくる可能性があります。設置後は走り出す前に手でネットを引っ張って固定状態を確認し、走行中に外れないかを確かめるとよいでしょう。
また、製品の安全情報やリコールについては、製品評価技術基盤機構(NITE)や消費者庁の公式サイトで随時確認できます。購入した商品に気になる点がある場合は、国民生活センターの相談窓口も利用できます。車内で使うアイテムの安全性は定期的に確認するとよいでしょう。
ミニバン・SUV:アシストグリップの位置と数を事前確認
軽自動車:設置後に頭上スペースに余裕があるか確認
全車種共通:走行前にネットの固定を引っ張り確認
- ミニバン・SUVは天井に余裕があり使いやすいですが、グレードによりアシストグリップの位置が異なります
- 軽自動車は天井が低めのため、収納する荷物をさらに絞るとよいでしょう
- 設置後は走行前に固定の確認を行うことが大切です
- 製品の安全情報はNITE・消費者庁の公式サイトで確認できます
他の100均・市販品との比較と選び方の視点
天井収納ネットはダイソー以外にも、ワッツ・セリア・カー用品店などで販売されています。コストと機能のバランスをどこに置くかは、子連れキャンプでの使用頻度や車種によって変わります。自分の使い方に合った選択ができるよう、比較の視点を整理します。
同価格帯の100均製品との違い
ワッツでも「クルマ用天井収納ネット」が税込550円で販売されています。基本的なサイズや取り付け方法はダイソーと大きく変わらず、アシストグリップへのベルト固定という方式も共通です。デザインや素材感に若干の差はあるため、店舗で実物を見比べてから選ぶとよいでしょう。
セリアはシンプルなデザインのネット類を扱っていることが多いですが、車専用の天井収納ネットとして設計されたものは店舗在庫が限られる場合もあります。購入時は在庫状況を事前に確認するとよいでしょう。
カー用品店の専用品との違い
オートバックスなどのカー用品専門店では、より高い耐荷重・強固な固定方法を持つ天井収納ネットも販売されています。価格は2,000〜5,000円程度になることが多く、車種専用設計や取り付けの安定感を重視する場合の選択肢になります。
ただし、子連れキャンプで天井ネットを使う主な用途が「ブランケットや薄手衣類の一時置き場」程度であれば、100均製品でも十分対応できます。一方、車内に長期間設置し、毎回重めのものを入れる使い方には専用品の方が安心です。使用頻度・収納する荷物の重さ・予算のバランスで選ぶとよいでしょう。
DIYで自作する場合の比較
突っ張り棒と自転車かご用ネット・マグネットフックを組み合わせて天井収納を自作する方法もあります。材料費は300〜600円程度になるケースが多く、ネットの幅や位置を車に合わせてカスタマイズできる点がメリットです。ただし、設置に手間がかかるため、初めて試す場合や設置時間を短くしたい場合はダイソーの既製品の方が手軽です。
コスト重視・取り付け手軽さ優先:ダイソー・ワッツ等の100均製品(550円前後)
耐荷重・固定安定性を重視:カー用品専門店の専用品(2,000円〜)
車内サイズに合わせたい・カスタマイズしたい:DIY自作(材料費300〜600円程度)
- ワッツでも同価格帯の天井収納ネットを販売しており、実物を見比べてから選べます
- カー用品専門店の専用品は耐荷重・固定安定性が高く、毎回使う場合や重い荷物向けです
- 薄手衣類やブランケットの一時置きであれば100均製品で十分対応できます
- DIY自作は位置やサイズを調整できますが、設置に手間がかかります
使う前に知っておきたいデメリットと対処法
天井収納ネットは便利なアイテムですが、向いていない使い方やよくある失敗もあります。子連れで使う場合は特に、安全性と使い勝手の両面から注意点を把握しておくとよいでしょう。
耐荷重に関する注意
ダイソーの天井収納ネットは軽量アイテム向けの設計で、耐荷重はおよそ2kg程度とされています(※最新の仕様は購入時のパッケージまたはダイソー公式通販サイトでご確認ください)。水筒、工具類、重いキャンプギアなどを入れると固定が外れる可能性があります。
走行中に荷物が落下すると、ドライバーの視界を遮ったり後部座席の子どもに当たるリスクがあります。必ず耐荷重の範囲内で使い、荷物の総重量をあらかじめ確認しておくことが大切です。
車種によってはうまく取り付けられない場合がある
アシストグリップが少ない車種や、天井の傾斜が急な車種では、ネットが水平に張れなかったり、バックルを固定できないことがあります。ユーザーレポートでは、軽自動車のハスラーへの設置でバンドのワンタッチ部分が通りにくいケースも報告されています。
購入前に車のアシストグリップの数と位置を確認し、4ヵ所にバックルが通せるかどうかを確かめましょう。万一うまくいかない場合は、延長ベルトや補助フックを別途用意することで対応できる場合もあります。
長期使用による劣化への対応
ネットのゴム部分は長期間使用すると伸びてくる場合があります。張りが弱くなってきたと感じたら、ネットの交換を検討するとよいでしょう。また、フックやバックル部分も消耗するため、使用前に亀裂やへたりがないかを点検する習慣をつけると安心です。
夏場の車内は高温になりやすく、素材の劣化が早まることがあります。使わない時期は直射日光が当たらない場所に保管し、陰干しでケアするとよいでしょう。
ミニQ&A
Q. 子どもが車内で立ち上がって天井ネットに触れてしまいそうで心配です。
A. 走行中は必ずチャイルドシートやシートベルトを使用してください。天井ネットへの接触を避けるには、ネットへの収納物を子どもの手が届かない位置・車種の頭上に設置し、かつ軽くて落下しても安全なアイテムに限定するとよいでしょう。
Q. キャンプ後の濡れたタオルを天井ネットに入れていいですか?
A. 軽く絞った後であれば一時的に入れることはできますが、水分を多く含んで重くなったものは耐荷重を超えるリスクがあるため注意が必要です。帰宅後はすぐにネットから取り出して乾燥させましょう。
- 耐荷重(約2kg目安)を超える荷物は入れないことが最優先です
- 車種によっては取り付けに制限がある場合があり、事前確認が必要です
- バックル・ネットの劣化は使用前の点検で早めに把握できます
- 夏場の高温環境での保管は素材の劣化を早めるため、陰干し保管がよいでしょう
まとめ
ダイソーの車用天井収納ネット(税込550円)は、子連れキャンプの移動中にかさばりがちな軽い荷物を天井のデッドスペースに収められる、コスパに優れたアイテムです。
まず手をつけるなら、次回のキャンプ前日に自分の車のアシストグリップの数と位置を確認し、4ヵ所バックルを通せるかどうかをチェックしてみてください。そこから設置の可否が決まります。
荷物が多くなりやすいファミリーキャンプでは、使えるスペースをひとつずつ把握しておくと出発の準備もスムーズになります。車内の収納を少しずつ整えながら、家族で出かける準備を楽しんでいただければと思います。


