ゼインアーツのロロは、広いリビングと独特の形が魅力ですが、ファミリーキャンプでは購入前に見ておきたい欠点もあります。特に、カタログ上の収容人数だけで寝具の入り方を判断すると、現地で窮屈に感じることがあります。
ZANE ARTS公式では4-5人用インナーテントを標準装備し、大人4人がゆったり就寝できると案内しています。一方、使用例では厚みのあるマットやコットの組み合わせによって、4人分を並べにくいという声もあります。
ロロの欠点は、製品そのものの良し悪しだけでなく、寝具の幅、設営する区画、ペグの準備、季節との相性で大きく変わります。家族で使う場面を想像しながら、困りやすい点と避け方を順番に見ていきましょう。
ゼインアーツ ロロの欠点は購入前に4点を見る
まず押さえたいのは、ロロの欠点が「狭い」「設営が大変」と一言で決まるものではない点です。家族利用では、寝室の使い方、別途必要な道具、季節条件、設営作業の4点を先に確認すると、自分たちに合うか判断しやすくなります。
インナーは4-5人用でも寝具配置で窮屈さが変わる
ZANE ARTS公式は、付属インナーテントを4-5人用とし、大人4人がゆったり就寝できる広さと案内しています。ただし、人数表記は手持ちのマットやコットが希望どおり並ぶことまで保証するものではありません。家族キャンプでは、寝具の幅と荷物の置き場を含めて考える必要があります。
複数の使用例では、ダブルサイズのマットを2枚並べにくい、コットを多く置くと余白が減るといった感想があります。これは公式説明と矛盾するというより、床面を使う寝具の寸法や配置が家庭ごとに違うためです。購入前に普段使う寝具の外寸を測り、専用フロアマットの使用サイズ360×220cmも参考にして紙へ配置を書いてみると安心です。
ペグは付属せず推奨本数は22本ある
ロロの取扱説明書では、ペグとハンマーは付属しないと明記されています。推奨ペグはグラートステイク28が22本です。大型の2ルームを買えば設営に必要なペグも一式そろうと思っていると、初回キャンプで不足しやすい点です。
付属ロープは3mが20本、2mが2本で、ロープ自体はセットされています。初心者や家族連れの場合は、出発前に22本のペグを数え、地面に合う種類かもキャンプ場の案内と合わせて確認しておくとよいでしょう。子どもが近くを歩く場面では、張り綱やペグの位置が増えるぶん、通路をふさがない配置にも気を配ると安心です。
快適性を足す用品は別に予算と積載を見ておく
専用のインナーテントフロアマットとフットプリントは、ZANE ARTS公式で別製品として案内されています。フロアマットは5mmウレタン入りで、地面の凹凸や冷気を和らげる役割があります。フットプリントはボトム裏面の傷や汚れを減らし、保護するためのシートです。
どちらも必須と決めつける必要はありませんが、家族で地面に近い寝具を使うなら、必要性を本体購入前に考えておくと予算が読みやすくなります。さらに、フロントパネルの跳ね上げ用ポールとロープも本体には付属しません。欲しい使い方を全部実現しようとすると追加品が増えるので、車の積載量まで含めて優先順位を決めると便利です。
3シーズン仕様で低温や降雪を前提にしない
ZANE ARTSの取扱説明書では、ロロは3シーズン用で、降雪や低温下に耐え得る仕様ではないと案内されています。ジッパーが凍るような低温下や降雪時には使用しないよう記載されているため、冬も常に使える大型幕として考えるのは避けたほうがよいでしょう。
春や秋でも標高や寒気の影響で急に冷え込むことがあります。気象庁の予報や警報、キャンプ場の営業条件を確認し、無理に使える範囲を広げない判断が大切です。なお、取扱説明書は薪ストーブの使用を禁止しています。寒さ対策を幕内の火器だけに頼らず、寝具や衣類、利用時期の見直しから考えてみてください。
| 購入前の確認項目 | 見落としやすい点 |
|---|---|
| 就寝人数 | 人数より寝具の外寸と荷物置き場で判断する |
| 設営道具 | ペグとハンマーは別途準備する |
| 快適装備 | フロアマットやフットプリントは別製品 |
| 使用季節 | 3シーズン仕様で低温・降雪時を前提にしない |
例えば、家族4人で幅65cmのマットを4枚使う予定なら、単純な合計幅だけでなく、インナーの形状、出入口、荷物スペースまで紙に書き込んでみてください。専用フロアマットの360×220cmという使用サイズを目安に、普段の寝具が無理なく置けるか確認すると、人数表記だけで選ぶより失敗を減らせます。
- 4-5人用という表記だけで寝具配置を決めない
- ペグ22本とハンマーを別に準備する
- 追加用品は予算だけでなく積載量も見る
- 低温・降雪時は使用条件を優先する
欠点だけではないロロが家族に向く条件
ここまで欠点を見てきましたが、条件が合えばロロの長所は家族キャンプで生かしやすいです。特に、寝室よりリビングの使いやすさを重視し、設営の力仕事を減らしたい家庭では、欠点との釣り合いを取りやすくなります。
2ルームでも基礎部分は立ち上げやすい構造
ZANE ARTS公式では、4コーナーをペグダウンしてセンターポールを入れると基礎部分が自立し、その後に前室フレームをセットする流れです。大型2ルームという見た目に対して、立ち上げ時に強い力を必要としにくい点は、初心者や家族連れにも理解しやすい特徴です。
ただし、手順が分かりやすいことと、作業量が少ないことは別です。最初の位置決めや複数の張り綱には時間がかかる場合があります。初回から子どもの見守りと設営を同時進行にするより、大人の役割を先に決め、説明書の順番を確認してから作業すると落ち着いて進めやすくなります。
リビングはデッドスペースを抑えやすい
ロロはワンポールとフレームワークを組み合わせた2ルームシェルターで、公式はリビング部分をデッドスペースの少ない独自形状と説明しています。テーブルやチェア、クーラーボックスなど、家族で共有する道具を前室側へまとめやすいのは大きな利点です。
寝室が寝具で埋まりやすい家庭ほど、日中の荷物をリビング側に逃がせるかが快適さを左右します。ロロは寝室の広さだけを見ると不安が残る場合でも、リビングと寝室を役割分担しやすい設計です。家族の人数より、食事、着替え、就寝の各時間帯にどこへ荷物を置くかを考えると相性が見えやすくなります。
左右の開口とメッシュで家族の動線を分けやすい
公式商品ページでは、本体後方のサイドパネルを開けることでインナーテントの左右から出入りでき、フロントと合わせて開口すると風が抜けやすいと案内されています。夜にトイレへ行く人と、リビングで過ごす人の動線を分けやすいので、家族利用では地味に便利な部分です。
広範囲のメッシュもあり、暑い時期には通気を取りやすくなっています。ただし、メッシュがあるから気温や湿度を気にしなくてよいわけではありません。日差し、風向き、サイトの木陰なども合わせて見て、暑さが厳しい日は無理をしない判断を優先してください。
向いているのは寝室より共有空間を重視する家族
ロロに向きやすいのは、寝室を主に寝る場所と割り切り、食事や団らんの時間を広いリビングで過ごしたい家庭です。反対に、インナー内へ大型コットや幅広マットを多く置き、着替えや荷物整理まで寝室内で完結させたい場合は、余白の少なさが気になるかもしれません。
使用記事でも、3人ではちょうどよいと感じた例や、4人以上では寝具の組み合わせが厳しいと感じた例があり、感想には差があります。公式の4-5人用表記を基準にしつつ、自分の寝具寸法で再確認するのが安全な見方です。家族構成だけでなく、寝具の種類まで含めて選んでみてください。
広いリビング、複数の出入口、設営構造まで含めて家族の過ごし方と比べます。
寝具が大きい家庭は、購入前の寸法確認を優先してください。
Q. 4人家族ならロロで問題なく寝られますか。
A. 公式は大人4人がゆったり就寝できると案内していますが、マットやコットの幅で余白は変わります。人数だけで決めず、普段使う寝具を360×220cmの目安内に配置できるか確認するとよいでしょう。
Q. 初心者でも設営しやすいですか。
A. 公式の基本手順は4コーナーのペグダウン、センターポール、前室フレームという流れで、力を必要としにくい設計です。ただし張り綱とペグの作業は多いため、初回は明るい時間に余裕を持って始めると安心です。
- 広いリビングを家族の共有空間として使いやすい
- 後方左右の出入口で動線を分けやすい
- メッシュを使って通気を取りやすい
- 寝具寸法が合う家庭ほど欠点を感じにくい

設営と撤収で感じやすい欠点を減らす方法
ロロが家族に向く条件がわかったところで、次は現地作業の負担を見ていきます。設営構造そのものはシンプルでも、最初の位置決め、張り綱、雨天後の手入れまで含めると、事前準備の有無で負担に差が出やすいテントです。
最初の4点は位置を丁寧に決める
ロロは最初に4コーナーをペグダウンし、センターポールを入れて基礎部分を作ります。使用記事では、この4点の位置決めに慣れが必要で、ずれると入口のファスナーが閉めにくく感じた例があります。誰でも同じ問題が起きるとは限りませんが、初回は急いで打ち込まないほうがよいでしょう。
初心者や家族連れの場合は、到着直後に子どもが遊び始める前に、設営範囲と通路を大人同士で共有しておくと安心です。仮止めの段階で全体の向きと区画境界を見直し、無理に生地を引っ張ってファスナーを合わせないようにします。説明書どおりの順番でテンションを整えるほうが、やり直しを減らせます。
22本のペグ作業は役割分担すると楽になる
取扱説明書の推奨ペグ本数は22本なので、少数のペグで済むテントに慣れていると作業量を多く感じるかもしれません。使用記事でも、ガイロープとペグダウンの多さを欠点として挙げる例があります。設営の立ち上げが簡単でも、最終的な固定まで含めると時間は見ておく必要があります。
家族キャンプでは、1人が本体の張り具合を確認し、もう1人がペグやロープを準備するだけでも動きが重なりにくくなります。子どもにハンマー作業を任せる場合は年齢や経験に合わせ、大人が近くで安全を確認してください。張り綱の残りをまとめ、足を引っかけやすい場所を避けることも大切です。
雨の後は乾燥と天井先端の状態も見る
ロロの取扱説明書では、撥水効果は長時間維持できず、雨や朝露によって生地表面にシミやムラが出る場合があると説明しています。これは直ちに性能不良を意味するものではありません。大型幕は濡れる面積も大きいため、撤収後に乾かす時間と場所を確保しておくと扱いやすくなります。
また、室内天井部先端の接合部にはシームテープが貼られていない部分があり、万一水漏れする場合は市販のシームシーリング剤を塗るよう案内されています。雨の日に初めて気付くより、取扱説明書の該当箇所を事前に見ておくと落ち着いて対応できます。濡れたまま長く収納せず、製品の手入れ方法に沿って管理してください。
強風への不安は自己流の省略より中止判断を優先する
ロロについては、使用記事でフレームの細さや強風時を心配する感想も見られますが、個別の感想だけから耐風性能の弱さを断定することはできません。ZANE ARTSの取扱説明書は、台風や暴風雨などの悪天候時や予想される場合は速やかにキャンプを中止し、風の影響を受けやすい場所には設営しないよう求めています。
家族連れでは、張り綱を減らして設営時間を短縮するより、公式の設営方法と現地ルールを優先したほうが安心です。風が強まりそうな日は気象庁の警報や風の予報、キャンプ場からの案内を確認してください。判断に迷う状況なら、施設管理者へ相談し、設営そのものを見送る選択も含めて考えましょう。
| 場面 | 負担を減らす工夫 |
|---|---|
| 設営開始 | 4点を仮止めし、区画と入口方向を再確認する |
| ペグ作業 | 本体確認と道具準備を大人で分担する |
| 雨撤収 | 帰宅後に乾燥できる場所と時間を確保する |
| 強風予報 | 自己判断で無理をせず公式案内と施設判断を優先する |
具体的には、初張りの日は日没の2時間以上前に到着できる予定を組み、キャリーバッグの中でペグ22本、ハンマー、ロープを確認してから設営を始めます。雨予報なら、大きな幕を帰宅後に広げられる場所も先に決めておくと、撤収時に焦らずに済みます。
- 最初の4点は仮止めで全体位置を確認する
- 22本のペグは出発前に本数を数える
- 雨撤収では帰宅後の乾燥場所まで考える
- 悪天候時は設営継続より中止判断を優先する
ロロを選ばないほうがよい人と合う人
設営面の負担まで見えてきたら、最後は自分の家族に合うかを判断します。ロロは欠点の多いテントというより、寝具やサイト条件との相性がはっきり出やすい製品です。合わない条件を先に外しておくと、購入時の迷いを減らしやすくなります。
大型寝具をたくさん置きたい家庭は慎重に見る
インナーに幅広マットやコットを人数分きっちり並べたい家庭は、ロロの寝室を事前に確認したほうがよいでしょう。公式は4-5人用としていますが、複数の使用例では大型マットの組み合わせによって狭く感じるケースがあります。ここは「何人用か」より「何cmの寝具を何台置くか」で判断する部分です。
特に子どもが寝返りしやすい、夜間に荷物へアクセスしたい、寝室内に着替えスペースを残したいという家庭では、通路分の余白も必要です。手持ち寝具を買い替えてまで合わせると費用が増えるため、今ある装備で無理なく使えるかを先に見てください。広い寝室を最優先するなら、別の形状も比較したほうが納得しやすくなります。
短時間の1泊や小さめ区画中心なら手間を比べる
ロロは広いリビングを持つ2ルームなので、設営後の快適さに価値を感じやすい一方、ペグや張り綱の作業は一定量あります。到着が遅く翌朝早く撤収する1泊を繰り返す場合、滞在時間に対して設営と撤収の比重が大きいと感じるかもしれません。
また、区画サイトではテント本体だけでなく、張り綱、車、テーブル周りまで置く範囲が必要です。予約時はサイト寸法だけでなく、駐車位置や区画内の木、傾斜、ペグを打てる範囲を施設公式で確認すると安心です。広さが不明な場合は、施設管理者へロロのような大型2ルームが収まるか問い合わせてみてください。
共有空間を広く使いたい家庭には魅力が残る
一方で、食事や団らんを雨や虫の影響を受けにくいリビング内でまとめたい家庭には、ロロの設計が合いやすいです。公式は広範囲のメッシュ、後方の開口、デッドスペースを抑えたリビングを特徴として案内しています。寝室の余白より、日中の共有空間を重視する家庭なら欠点の見え方は変わります。
前室を含めて1つの幕で過ごせるため、タープを別に張るかどうかも含めてサイト構成を考えやすくなります。ただし、フロントパネルを跳ね上げたい場合のポールとロープは付属しません。初めての方は、最初から装備を増やしすぎず、標準状態で必要なものを見極めてから追加すると荷物管理がしやすいです。
購入前は公式マニュアルまで読んで判断する
最終判断では、商品ページだけでなく取扱説明書まで読むと見落としが減ります。ロロはペグ別売り、3シーズン仕様、薪ストーブ禁止、悪天候時の使用中止など、写真だけでは分かりにくい条件があります。NITEのキャンプ用品事故情報でも、燃焼機器や換気不足に関する火災・一酸化炭素中毒への注意が示されています。
家族キャンプでは、快適性より安全条件を先に決めておくと判断がぶれにくくなります。製品仕様や価格、付属品は変更される場合があるため、購入直前にZANE ARTS公式のLOLO商品ページと最新マニュアルを確認してください。キャンプ場ごとの火気や区画ルールも合わせて見ておくと安心です。
合いやすい目安は、広いリビングと2ルームの一体感を重視する場合です。
どちらも人数表記ではなく、手持ち道具とサイト条件で判断してください。
Q. ロロは欠点が多いのでやめたほうがよいですか。
A. 一律に避ける必要はありません。寝具寸法、ペグ作業、追加用品、3シーズンという条件を受け入れられるなら、広いリビングや出入口の多さは家族利用で生かしやすいです。
Q. 購入前に1つだけ確認するなら何ですか。
A. まず手持ち寝具の寸法を測り、インナーに置く配置を確認してください。就寝時の窮屈さは毎回のキャンプに影響しやすいため、ここが合えば次にペグや追加用品、サイト条件を順番に確認すると判断しやすくなります。
- 大型寝具を多く使う家庭は寝室寸法を優先する
- 短時間キャンプ中心なら設営作業量も比較する
- 共有リビング重視ならロロの長所を生かしやすい
- 購入直前に公式商品ページと最新マニュアルを確認する
まとめ
ゼインアーツ ロロの欠点は、インナーの寝具配置、22本推奨のペグ準備、追加用品、3シーズン仕様など、使う条件によって表れやすい点にあります。反対に、広いリビングや出入口の多さ、2ルームとしての立ち上げやすさは家族キャンプで生かせます。
最初に試すべきことは、手持ちのマットやコットを実寸で測り、専用フロアマットの360×220cmを目安に配置図を作ることです。寝具が無理なく収まると分かってから、ペグ22本、追加用品、利用するキャンプ場の区画条件を確認してください。
欠点だけを数えるより、自分の家族がどこで過ごす時間を大切にしたいかを基準にすると選びやすくなります。ロロの広いリビングが家族の過ごし方に合うなら、公式の使用条件を守りながら無理のない装備で始めてみてください。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、実際の安全性や現地の状況を保証するものではありません。気象状況や施設のルール、周辺環境は変化することがあるため、キャンプに出かける際は気象庁・環境省などの公的機関や施設公式サイトの最新情報を必ずご確認のうえ、安全を最優先にご判断ください。


